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「オタクの聖地」は男子は秋葉原、女子は池袋-。
10~20代を中心に、アニメ、コミック好きが全国から集い、グッズ店、カフェ、衣装の専門店などが
にぎわう池袋駅東口は、サブカルチャーの街へ変貌を遂げている。
「勇気、友情、愛、夢など、大人に成長する過程でキャラクターに親しみ、支持を得てきた」
昭和58年、池袋にアニメグッズ専門店の1号店を出した「アニメイト」(本社・豊島区)の
阪下実社長(56)は「子供たちがほっとできるものを提供したいと努めている」と語る。
池袋のランドマーク「サンシャイン60」の西に1軒だけだったが、約200メートルの並びに
「ケイブックス」「まんだらけ」など本や少女グッズ関連の店が増え、周辺は自然発生的に
「乙女ロード」と呼ばれるように。外国人客も増えた。
街の変容に阪下社長は照れくさそうに「仕掛けたわけではないので」と語る。
本やグッズ、主題歌CD、購入特典、声優のアルバムなど
「求めに応じるうち今の形になっただけ」。
平成24年秋、駅そばの区役所近くへ本店を移転。
同時期の区制80周年記念コスプレパレードは雨天中止になったが、好きなキャラクターの
衣装を着た女の子たちと商店街関係者、区幹部がサンシャインに集い、記念撮影する
盛り上がりを見せた。
高野之夫豊島区長は「手塚治虫ら日本を代表する漫画家が青春時代を過ごした
トキワ荘文化が豊島にはある。漫画の源流と、最先端の若者文化が交錯する街にしたい」
と歓迎する。
アニメ作品はかつて「魔女の宅急便」「セーラームーン」「ドラゴンボール」など大作が
多かったが、近年は3カ月ごとに50~60本の新作が生まれ、裾野の拡大が続く。
ファンが衣装を身に付け、登場人物になりきる傾向もくっきりしている。
「アニメ、コミックの世界に積極的に入る。垣根が低くなってきた」(阪下社長)。
低年齢化する受験戦争など世相を反映してか、夢や安堵(あんど)、正義の物語に身を投じる
変身願望は強まっている。
街では「接してみるとマナーがいい」「街全体が華やかな雰囲気」(サンシャイン通り商店会関係者)と
好意的な受け止めだ。
http://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/140110/lif14011017000024-n1.html