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11月15日に発売された『ロジック・ロック・フェスティバル 探偵殺しのパラドックス』(中村あき著)という1冊のライトノベルを巡って騒動が巻き起こっている。
本作は、星海社が主催する『星海社FICTIONS新人賞』を受賞した作品。
作者の中村あきさんはこれがデビュー作となる。
本作の発売直後からインターネットの匿名掲示板2ch上で、
『第35回メフィスト賞』を受賞した『天帝のはしたなき果実』(古野まほろ著/2007年1月12日発売)との類似が多く指摘されていた。
ただ、当初はあくまで2ch上での騒ぎであったため、一般に大きく問題視されていなかったが、
11月23日古野まほろさんの広報用Twitterが次のようなコメントを投稿し、それが大きく展開することになった。
▼古野まほろ広報室 @Mahoro_Furuno (11月23日投稿)
複数の方から
「ちゃんと読むべきです」と御忠告を頂きましたので、その本を読み始めました。
まだ途中ですが、既に「どういうおつもりだろう?」と驚き、悲しんでいます。
事前の手紙1枚、電話5分で私は納得し、とても嬉しく思うのに…その手間こそ「敬意」(hommage)だと私は思います(古野)<引用ここまで>
そして、11月26日には古野さんの秘書室長・島津今日子さんが次のようなコメントを投稿。
▼古野まほろ広報室 @Mahoro_Furuno (11月26日投稿)
読書を終えた古野が黙っているので、本をパラパラと確認しました。
蛍光ペンで、×印が、100まで数えて嫌になったくらい、書き込まれていました(島津)<引用ここまで>
これらのツイートにより、『ロジック・ロック・フェスティバル 探偵殺しのパラドックス』への盗作疑惑は一気に加速。
そこで、
事態収束を図るべく『ロジック・ロック・フェスティバル 探偵殺しのパラドックス』の出版社である星海社が11月29日、
公式サイトに見解を掲載した。
見解では、「今回の「盗作」疑惑につきましては完全な事実無根であることを表明いたします。」と盗作についてハッキリと否定。
そして、「学園での殺人事件」はミステリーでは一大ジャンルを成すポピュラーなテーマであり、先行作品を枚挙することに暇はないと説明し、
いくつかの似たテーマの作品を挙げ(比較対象には『天帝のはしたなき果実』は含まれていない)
「テーマ・プロット・キャラクターにおいて、先行作品との「盗作」に該当する類似点は一切ございません。」と改めて盗作ではないことを強調。
更に文末では、「新人作家の門出に対しての今回の言われなき誹謗中傷につきましては、版元として怒りと悲しみを禁じ得ません。」と今回の騒動に対し、怒りをあらわにしている。
この発表を受け、古野まほろさんは次のようなコメントをTwitter上に投稿。
▼古野まほろ広報室 @Mahoro_Furuno (11月29日投稿)
私はこれまで徹底して、著者の方の名誉と将来のため、具体的指摘を避けていました。
また性善説に基づき、盗作説を断固否定した上で、類似点の多さを悲しみました。
それすら非のない方への中傷と言われれば、非は私にあることになる。
ならば、相当数あるうちの1つだけ、まずお示ししましょう(古野)<引用ここまで>
http://otakei.otakuma.net/archives/2013120201.html
※続く
>>1の続き
▼古野まほろ広報室 @Mahoro_Furuno (11月29日投稿)
鷹松学園と勁草館高校。学校の設定を比較対照してみて下さい。
やや時間を置いた上で、その具体的指摘も行います。
できればこれに止めたいですが、私に非があるとされている間は、二の矢三の矢を射ちます。極めて不本意です。
私はこの段階でも、平和裡に解決することを強く、強く希望します(古野)<引用ここまで>
事態収束を期待し発表された見解文が、結果として火に油を注ぐ形になってしまったようだ。
現状において、あくまでインターネットを通じた応戦のみにとどまっているが、
既に古野まほろさんにも誹謗が集まり始めており、二人の作家の将来、そして名誉にまで深刻な影を落としかねない事態を見せている。
着地点は今のところ見えてこないが、ファンからは既に心配の声も上がり始めており、なるだけ早い段階での解決が期待される。
参考:
星海社お知らせ:弊社刊行物『ロジック・ロック・フェスティバル 探偵殺しのパラドックス』に関する事実無根の「盗作」疑惑に対する弊社の見解につきまして
古野まほろ広報室 @Mahoro_Furuno
※以上
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