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>秩父を舞台設定のモデルにしたアニメーション「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」
(略称・あの花)のテレビ放映が始まった。「街が元気になるきっかけにもなれば」とインターネットを
通じて知り合った地元有志が、このアニメの応援団体を立ち上げた。秩父市や商工会議所も、
東日本大震災後の自粛ムードで大打撃を受けた地域経済の起爆剤として注目している。
15日午前1時35分からフジテレビの地上波で放映が始まった「あの花」。有志のグループ
「秩父『あのはな』委員会」のメンバーら約20人が秩父市内のレストランに集まり、「あの花」の
第1回を食い入るように見詰めた。
「ここ、まつり会館の裏ですよね」「ここは羊山公園。シバザクラとは逆の方のとこでしょ」
「その家の先が僕の同級生の家です」。札所17番、秩父橋、セメント工場…。普段目にしている
風景が背景に現れるたびに、どよめきが起こる。
物語は謎を秘めた青春ストーリー。子どものころ“秘密基地”で一緒に遊んだ少年少女たちの
心は、高校生になってばらばらになっていた。かつての仲間との“再会”をきっかけに、
再び歯車が回りだす…。第1回からキャラクターの複雑な思いが交錯する展開に、
「完成度が高いね」。見終えたメンバーが興奮気味に話す。
「秩父『あのはな』委員会」は、秩父地域のツイッターのポータルサイト「ちちぶったー」の
メンバーが中心となり、ツイッターやSNSで参加を呼び掛けた。3月2日に第1回の会合。
メンバーは20代から50代までの25人。アニメファンだけでなく、「秩父を元気にしたい」という
思いで参加している人も多い。
今後は主人公の「じんたん」が着ている“地底人Tシャツ”を自主製作。全員がそれを着て
アニメをPRする「地底人プロジェクト」も始動した。大勢の観光客でにぎわう羊山公園の
芝桜の丘にも出没する予定だ。さらに「あの花」のファンを秩父に呼び込むイベントも考えている。
委員長の川端貴雄さん(40)と島嵜浩一さん(51)は「『あの花』には観光地ではない日常の
秩父の風景が出てくる。ファンの“聖地巡礼”のようなこともできるのではないか」と話す。
一方、秩父市に事務局がある秩父アニメツーリズム実行委員会も「あの花」関連のさまざまな
イベントを企画中。秩父商工会議所の黒澤元国さんも「震災後のガソリン不足と計画停電、
自粛ムードで、観光を中心に壊滅的な打撃を受けた。一時はホテルや旅館のキャンセルが
7割に上った。最近は持ち直しつつあるが、『あの花』が地域経済の回復のきっかけになれば」
と期待をかけている。
Web埼玉
http://www.saitama-np.co.jp/news04/17/11.html
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